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気になること調べてみた

蚊に注意!犬猫のフィラリア予防について

「室内飼いだから」「毛で覆われているから」大丈夫だと思っていませんか?

フィラリア症とは

フィラリアは正式名称を犬フィラリア症、または犬糸状虫症といい、「犬フィラリア(犬糸状虫ともいいます)」という寄生虫を持っている蚊に刺されることで感染します。
そうめん状の細く白い寄生虫で、これが心臓の弁にからんだり、血管内に詰まることで、血液の循環不全をおこし、犬を死に至らしめる恐い病気です。

この病気は、犬を飼われる方にはもっとも身近で死の危険が伴う恐い病気であり、毎年多くの子が命を落としております。
室外で飼っている子は特に注意が必要です。


しかし、この病気を媒介する蚊が飛び回る季節に、しっかりと予防しておけば、感染を防ぐことができる病気でもあります。

猫のフィラリア感染率は2~3%と考えられていますが、発症すると重篤な呼吸器症状や突然死につながるリスクもあり、猫の突然死の1/3はフィラリア症が原因だというデータも出ています。
たとえ確率が少ないからといって予防しなくていいわけではありません。

フィラリア症の正しい予防方法

まず、フィラリアを予防する前に、フィラリアにかかっていないか確認する必要があります。

フィラリアにかかっているワンちゃんは、多くの場合血液中に多数のフィラリアの赤ちゃん(ミクロフィラリア)がいる状態です、それを知らずにフィラリア予防薬を使用してしまうと、アレルギー反応を起こして突然死したり、薬で死滅したミクロフィラリアが肺や腎臓に詰まって肺炎や腎炎を起こしたり、フィラリアの急性症状を招いたりすることがあります。

フィラリア症を予防するには、月に一度の予防薬が不可欠になります。
予防薬は3種類あります。

■チュアブル型
大抵のワンちゃんは喜んで食べる、ドッグフードやジャーキーといったおやつタイプのお薬です。種類も多く、手軽に投薬できるので主流になっています。
食べ物にアレルギーがあるワンちゃんは注意が必要です。

■錠剤型
粒が小さく食事にまぜたり、おやつに挟んで投薬するお薬です。
錠剤の投与に慣れておくと今後、病気などでお薬を飲ませなくてはいけなくなった時にスムーズに飲ませることができます。
お薬が苦手で吐き出す場合もあるので、投薬後は様子をみる必要があります。

■滴下型
首の根元の地肌に垂らすだけの液体タイプの薬です。
味に敏感で、飲み込むのが苦手なワンちゃんに適しています。
皮膚が弱いワンちゃんには使用しないでください。

ワンちゃんのアレルギーの有無、性格などによって使いわけてみてください。
体重によって与える薬の量も異なります。また、病院によっても料金は異なりますので、かかりつけの病院に相談してみてください。

副作用や薬の成分が心配で予防しないという方がいますが、まずは簡単にできる血液検査だけでも受けさせてください。

投薬期間

月に1度、毎月決めた日付で薬を与えます。
幼虫から成虫になるまでの期間は約1~2ヶ月程度。予防薬はこの期間を狙って投与するため、月に1度の決められた日程で投与しなければなりません。
毎年、「蚊が飛ぶようになってから1ヶ月後」から「蚊がいなくなってから1ヶ月後」までの期間に、月に1度予防薬を使います。
地域差があるので獣医さんの指示に従いましょう。

フィラリアに感染した場合、一番苦しむのはあなたのペットです。
「知らなかった」ではすまされません。
現にフィラリアのことを知らない人もたくさんいます。
ペットを飼う以上、必ず病院に連れて行き、病気について正しく理解しましょう!


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