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気になること調べてみた

カエルの歌が聞こえてくるよ。

はじめまして。まいぷれ編集部、『編集部員 T』です。
 夜風を取り込もうと窓をあけると、梅雨時期ほどではなくなりましたが、水を張った田んぼからカエルの声が聞こえてきます。今回はカエルを題材にした百田尚樹氏の「カエルの楽園」(新潮社)を紹介したいと思います。
 凶悪なダルマガエルの群れに襲われた主人公アマガエルのソクラテスたちは、国を捨て安住の地を求め旅に出ます。旅の途中、多くの仲間を失いましたが、ようやく安住の地と思える “ナパージュ” というツチガエルたちが住む国にたどり着きます。この国では “三戒” という教えのおかげで争いも危険もないというのですが、その平和も徐々に脅かされていきます。また、登場するものが
   遠い祖先が過去に犯した過ちを歌にした “謝りソング”
   ハスの沼地でカエルたちに教えを説く “デイブレイク”
   放言癖がある老ツチガエルの “ハンドレッド”
   崖を登ってこようとしている “ウシガエル” などなど。
あれ?これはカエルのはなしのはずなんだけど、何かを連想してしまう(笑)
 この作品は日本を取り巻く状況をカエルの世界に例えた寓話なんです。かなり後味の悪い結末でしたが、読みやすい作品で一気に読了してしまいました。
最近では、とうとう中国の軍艦が日本の領海や接続水域に侵入しました。そんな報道に直ぐ様この作品が頭をよぎりました。著者ともに話題の作品をあれこれ連想しながら読んでみてください。ケロケロ。

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