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編集部が行ってみた!

茶臼山城?散策記

古城の正体は四国最大の古墳だった

茶臼山って城なの?!

まいぷれ編集部の源九郎です。

香川県の茶臼山について、何かで見かけた。

僕にとっての茶臼山というと、徳川家康が大阪冬の陣で、最終決戦の夏の陣では真田信繁の本陣となった、あの茶臼山(大阪市天王寺区)を連想するのだが、ネットで検索をしてみると茶臼山と呼ばれる小ぶりな山は日本各地に存在するようだ。
香川県にはなんと、四国最大の古墳として、更にはその古墳を利用して築いた古城としての茶臼山の存在を知り、さっそく散策してみることにした。

この史蹟を正式には富田茶臼山古墳(とみだちゃうすやまこふん)という。

富田茶臼山古墳へのアクセスは、高松市内から30分程度のドライブと実に手軽だ。
その目印は、さぬき東街道を東に走行すると、街道沿いに香川県農協みろくふれあい市場が見えてくる。
みろくふれあい市場のすぐ東、信号が無い交差点を左折すると目の前だ。

富田茶臼山古墳に隣接する、みろく通池公園には無料駐車場を備えてあるのでここに駐車し散策してみたい。
みろく通池公園からの富田茶臼山古墳
みろく通池公園からの富田茶臼山古墳
富田茶臼山古墳はいわゆる前方後円墳だ。

みろく通池公園から歩くこと2~3分(もっと近いかも?)で、後円部分(古墳の丸い方)に着く。
一見すると神社のように見えるが事実、鳥居や祠が設置され、地図で確認すると、古墳の後円部は妙見神社の境内なのだ。
境内への階段を駆け登ると、そこは古墳の頂点でもある。
もちろん気持ちと時間に余裕のある方は駆ける必要は無い。

後円部に建つ祠
後円部には詳しい案内板を備えてある
この記事が持つ主題の通り、富田茶臼山古墳にはもう一つの顔がある。
そう茶臼山城、つまり城郭・お城としての存在である。

この茶臼山、古墳としての起源が5世紀頃とされ、城郭としては15世紀末頃、寒川氏が手を加え城郭として使用されたと言われる。

手元の日本城郭体系15(香川・徳島・高知)をひもといてみると、城郭としては手狭な為、城郭説に疑義があるとのこと。但しこれは古い書籍なので、現在は何かしらの決着がついているのかも知れない。

古墳としての規模は四国最大で、諸説あるようだが首長として相当な人物が埋葬されているのであろう。

難しい事は分からないので、さっそく茶臼山を散策してまいりたい。
後円部より前方部を見下ろす。
後円部より前方部を見下ろす。
富田茶臼山古墳は、後円部の高さ15.7mを頂点として前方部にかけてなだらかに下っており、その高低差は4mほどで、また全長は約139mにもなる。

こうして眺めていると公園のような、なんだかのどかな雰囲気だ。
この前方後円墳は緩やかな曲線を描き、麓近くでは3段になっている。
少し乱暴な言い方をすると瓢箪型の段々畑のようなイメージだ。

前方部へ歩いてみよう。

古墳の表面、つまり足元はほぼ一面に草が生えており、その草むらにはやや深い箇所もある。

気にしなければ周囲を歩く事もできるが、出来れば虫よけスプレーをかけて、編上げのアウトドアブーツか、思い切ってゴム長靴の類を履いて歩いてほしい。
ピンヒールはもちろん、サンダルやクロッ〇ス、素足での散策は断じてお奨めできない。
前方部より後円部を望む
前方部より後円部を望む
写真は前方部より後円部を眺めたもの。
くびれ部分に建つ鳥居はひっそりしたもので、古墳自体は周囲の田畑や丘陵と調和し、美しさを感じる。

前方後円のくびれの部分(南側)
前方後円のくびれの部分(南側)
後円部を背に、前方部に向かって左に坂道があり、無理なく古墳を下る事が出来る。
坂道の脇にある家屋(写真中央)を左に折れ、古墳を時計逆回りに進むと、あの後円部への階段に戻る。
また、この民家の先を右に折れると舗装道へと繋がる。
この古墳の全体を眺めたくて、前述の舗装道を南へ登り始めると、『古墳の展望台』と手書きの案内がある。
展望台といっても畑の畔なのだが、これは恐らく近隣の方のご厚意であろう。
ご厚意と言えば、古墳の周囲で進退を思案していた際に、畑仕事中のご婦人が遠くから進行方向を指し示してご案内下さった。恐らく道に迷っているように見えたのであろう。
炎天下での農作業中にもかかわらず、お心遣いがありがたかった。
展望台より富田茶臼山古墳を望む
展望台より富田茶臼山古墳を望む
この富田茶臼山古墳は、てっきり人工的な盛土なのかと思いきや、ここは、この南にある丘陵地帯の北端らしく、その尾根を切断し独立させて古墳としたらしい。
古墳のすぐ南に見える段々畑等は、切断した尾根の断面を利用したものなのだろうか。
先程、運転したルートを頭の中で反芻してみると、南方から繋がった斜面がさぬき東街道に中断されながらも、この富田茶臼山古墳の北端(長尾街道)まで繋がっている事を実感できる。
写真中央のやや上、みろくふれあい市場の後方に見える丘陵から富田茶臼山古墳まで斜面が連続していたと考えられる。

【行き方】
・大川バスみろく公園前バス停より徒歩約1分、高松中央ICより(一般道を通行し)車で約30分

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編集後記

源九郎が茶臼山城を散策!

こんな感じでお城の散策ものを考えていましたが、城郭・城跡を示すようなものを見つけることができませんでした。

この富田茶臼山古墳の周囲には堀を巡らせていたらしく、戦の規模や形態によって或いは本陣として活用されていたのかも知れません。
実際にこの古墳に登頂してみると、陣地としての雰囲気、そして周囲に堀をめぐらせていた事を含め、その機能を感じることができます。(まあ、何となくですが)

それにしてもこんな身近に四国最大の古墳が、見学しやすいしっかりと維持、管理された史蹟があるなんて幸せな事ですよね。

この日、僕は(蚊を除いては)黒いチョウトンボの群れ以外の虫には遭遇しなかったのですが、僕のように超虫が苦手なおとっちゃまさんで、かつどうしても散策してみたいわ!という少し困ったさんは、もう少し涼しくなってからの散策などいかがでしょうか。

夏場の散策にはタオルと虫よけスプレー、それから飲料の持参をお忘れなく!


                                              源九郎

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