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気になること調べてみた

男木島で、人と猫にふれあってみた。

編集部スタッフが今気になっている話題や面白ネタ、実際に体験してきたことをお届けします!



みなさん、こんにちは。
さすらいの中年ライター原田です。

前回の記事で「ネーミングが昭和臭漂ってるわ!」と地元民にツッコまれ、いささか困惑しております。



困惑のあまり、自撮りの解像度が荒くなってしまいました・・・

ナウでヤングな自撮りを目指しましたが、あまりコアなファンが増えてもいけませんので、今回はこちらでお許しください。


という事で、今回のレポートは高松港沖約7.5kmに浮かぶ小さな島、男木島です。
瀬戸内国際芸術祭(以下、瀬戸芸)の夏会期がこの7月18日からスタートしました。瀬戸芸といえば直島や豊島が有名ですが、ではなぜ男木島なのかといいますと・・・

ズバリ! まいぷれ高松だからです!

ええ、高松市内にこだわってます。
まぁ、ぶっちゃけ、そこのところはどうでも良かったりするのですが、普段、編集長に絞られ、妻からは下僕扱いをされ、高校生の娘からもウザがられている中年ライターとしては、たまには骨の髄まで癒されてみたい!
そんな、経済大国日本の中年男性が一度は感じたことのある欲求を満たすべくいろいろリサーチしていると、「そんなあなたにぴったりな島があるよ~」と、心の声がはっきりと聞こえてきたのでした。

片道40分のお手頃な船旅


男木島へは高松港から約40分の船旅。いちおうフェリーボートとなっておりますので自動車も載せる事はできるそうですが、小さな島なので島民の方以外はほぼ人だけの乗船だそうです。

高松港の乗船券売り場。



この日は出港時間の35分前から乗船券の販売を開始しましたが、休日という事もあって、その時点ですでに長蛇の列!
瀬戸芸だけでなく、この時期は海水浴客でも賑わいますので、特に土日祝日あたりは早めに行動される事をおすすめします。

ようやく順番が回ってきて、無事乗船券が買えたのが出港15分前。
急いで船着き場に向かうと・・・

どんぶらこっこ~



どんぶらこっこ~



どんぶらこっこ~



どんぶらこっこ~



と、まるで途中で立ち寄る鬼ヶ島(女木島)にあやかったかのように、どんぶらこっこ~と可愛らしいフェリーボートがやってきました。

あっ・・・
ナウでヤングな皆さんならお分かりかと思いますが、鬼ヶ島伝説である桃太郎が桃に乗って川から流れてきた時の音が「どんぶらこっこ~」でしたよね。
すでに、乗る船から癒され感がハンパないです。


船内はこんな感じ。



客室はもちろん、デッキにも人が溢れています。

暑い最中ですが、意外と潮風が心地よいので、ちょっとした船旅を味わうならデッキがおすすめです。


そうこうするうちに、
先に寄港する女木島を後にし・・・




次は女木島でピチピチなビーチギャルにインタビューをしてみようかな。
などと、健全な中年男性なら誰しも思う昭和臭漂う妄想にふけっていると・・・



おおっ!

わが心の友、男木島!!

オーギー! イェーッ!!



なんか、このロケーションがたまらないですよね。
内野席に観客がぎっしり埋まっているかのような町並み。訪れる人は皆、イチローがバッターボックスに立ってバットを外野にかざしてキメキメするような高揚感を味わえます。

家や建物すべてが大歓迎してくれているように、やさしく見下ろしているのです。
普段から虐げられている中年ライターとしては、この時点で昇天してしまいそうです。

これは、男木島に期待が膨らんできますよね。

ところが・・・

中年ライター、ドン引きの大チョンボ!


期待に胸を膨らませて男木島へ上陸。
港周辺はなんだかオサレです。



一応、瀬戸芸の開催期間中ですし、どうせならそれに絡んだ取材も行いたいと思い島の案内所に向かいます。

ここで大チョンボをしでかすのです。



個人のブログなどと違って、いちおう地域メディアとして取材をするわけですのでね、勝手にあちらこちら取材をするわけにはいきません。
という事で、いきなりなのですが瀬戸芸関連の取材申し入れを行うと・・・

案内所の担当の方では判断できないとの事で、瀬戸芸の広報担当の方に電話をいたしました。
その答えとは・・・

瀬戸芸さん「WEBサイトに取材申し込みのフォームがあるので、そちらで申し込んで下さい」

えっ・・・

あの・・・

もう、現地に来ちゃってるんですけどぉ~!



結局、官民をあげての大きなイベントですから、やはり例外は認められないんでしょうね。
すべては、事前準備を怠ったわたくしの責任でございます。
中年ライター原田の無茶ぶりに優しく対応いただきまして、本当にありがとうございました。

という事で、大変恐縮ではございますが、瀬戸芸関連のがっつり取材は・・・



となりました。

ただし、各展示に関するものでなければ、例えば「瀬戸芸も開催されてます。みんな来ちゃってくださいね」程度のゆる~い紹介ならOKとの事で、かゆいところに手が届かない程度に絡めたいと思います。

でも、男木島の担当の方はすごく親切にしてくれたんですよ。
瀬戸芸関連がNGなので名前とか写真は出せませんけど、広報担当の方とのやり取りが終わった後は、本当に申し訳なさそうに、瀬戸芸以外の見どころなどを丁寧に教えてくれました。
島の人々の温かさを早くもヒシヒシと感じて、若干涙腺がピクピクしてしまったのでした。


謎「まぁええやん。ゆる~く島の中をうろうろしてみそ?」

そんなテレパシーを感じたようでふと足元を見てみると・・・



ゆるすぎるやろ!



そこ、なめるんかいっ!

猫島と呼ばれる男木島、そして手作り感たっぷりな島の図書館


フェリー乗り場から南東に5分ほど歩いた男木漁港周辺は比較的猫たちが集まるスポットです。
猫好きの間では「猫島」と呼ばれるほどの人慣れした猫たちが私たちをゆる~く迎えてくれます。




暑い時期なので、猫たちは日陰や民家の床下などに避難していつもより数は少なめだそうですが、それでもたくさんの猫たちがいました。



猫目当ての観光客も多く、いたるところで写真を撮ったり、なでなでしている光景を目にしました。



男性1人に美女3人という羨ましすぎる若者たち。
近くからお越しですか?と聞いたら、「わりと近くです」との事。
近県から来られたのかな? わりと近くに住んでいる人も大歓迎ですので、ぜひまいぷれ高松をご覧くださいね。わりと高松に馴染んでいる元関西人より。


と、その後わりとどうでも良い会話をしばし楽しんだ後、こんな景色を歩いていると・・・




わりと なんだかくすぐられる看板が目に留まりました。



こんな小さな島にも図書館があるのか・・・
これは立ち寄らずにはいられない!

実はわたくし、自分で言うのも何なのですが、意外と読書家なのです。
ええ、エロ本は19の時に卒業しました。(キッパリ!)


矢印に導かれるように小道を奥に進んでいくと・・・



おおっ!

なんだか雰囲気がありますよね。



男木島図書館。

瀬戸芸の影響でしょうか、見るものすべてにクリエイティブな印象を受けてしまうのですが、ここはまさに普通の一般的な図書館ではない芸術性を感じます。
引き寄せられるように引き戸を開けてお邪魔してみると・・・



明るく対応していただいた齊藤さん。
理事長さんに取材許可を取っていただいたので、少しお話しをお聞きしようかと思いましたが、ふと外を見ると、観光客の団体さんがまさにこちらに興味津々な面持ちでチラ見されているところ。
お仕事の邪魔をしてはいけませんので、図書館の雰囲気だけ撮影して、さっさと退散いたしました。



ただ、どうしても気になるのでWEBページを拝見してみると、やはり男木島にほれ込んだクリエイターさんたちが文字通り手作りで運営されている図書館だという事が分かりました。

「島が好き」「本が好き」「文化が好き」

男木島にほれ込んで移住し、本を通じて島の人たちと血の通った交流を図りながらゆったりとした時間を過ごす。
ネットもない、ケイタイもない、そんな時代に若いころを過ごした中年ライターにとっては、本当に眩しいくらい生き生きとした生活がそこにある事に羨ましさを隠せません。
いや、これは言い訳かもしれませんね。いつの時代でもやれる事はあるわけで、それを「島の図書館」という形にした皆さんには本当に頭の下がる思いです。

と・・・

柄にもなくシリアスに書いてしまいました。
大勢で押しかけるような場所ではなく、島と図書館の人たちのためにひっそりと応援していただきたい、そんな素敵な島の小さな図書館でした。


男木島図書館
http://ogijima-library.or.jp/

島の頂点に君臨する、なぜか安産の神様



猫に素敵な図書館に、中年ライターの原田としてはもうそろそろお腹いっぱいなのですが、「さすらいの」と昭和臭を垂れ流す割にはさすらい感がイマイチなので、さらに島を探検することにしました。

猫さまたちはこれでもか!というほどあちらこちらで日がな一日を過ごしております。


あっ、そうそう、
先ほど書き忘れましたが、傍から見ると可愛いさ全開の猫たちですが、島の人たちにとっては良い面ばかりではありません。
やはり、増えすぎた猫に対してここでは書ききれないくらいの苦労をされています。観光客の私たちからすると、つい可愛さ余っていろんなものを与えてしまいがちですが、来る人来る人みんなが同じようにエサを与えてしまったらどうなるでしょう?

増えすぎるという問題は別にしても、猫にとっては合わない食べ物だってありますし、体質や体調もさまざまです。良かれと思った事が島の人たちにとっても、猫たちにとっても良くない事になる場合もあります。
気持ちはとっても分かりますが、猫さまは見るだけにしておきましょうね。


と、汗をダラダラ流しながらさすらっていると、突然目の前に立派な鳥居が!



本日、何度目かの

おおっ!!

この クソ 暑い最中坂道を登ってきた後のとどめの階段!
おっさんは、思わずほふく前進になるところでした。



ほうほうの体でやっと登りつめると、そんなだらしのない中年ライターをあざけ笑うような狛犬さん。

まじ、笑ってるやん!



豊玉姫神社。
豊玉姫伝説なるものをざっくり解説すると、

その昔、狩りの上手な山幸彦と釣りの上手な海幸彦という、取ってつけたような名前の兄弟がいました。
ある日、何を思ったのか、二人はお互いの道具を交換して山幸彦は海へ、海幸彦は山へ出かけます。
慣れない釣りをした山幸彦は釣り針を落としてしまいます。困り果てた山幸彦の前に海の神様が現れ、「お前の釣り針は金の釣り針か、銀の釣り針か?」などとは聞かずに、「ここから東にある島に探している釣り針がある」という何やら神がかり的なお告げをされました。神だけに。

たかが釣り針ひとつにそこまでしなくても・・・と思うのは現代の感覚。神話の世界ではお告げ通りその島に行くんですね。そして、たどりついたその島が「男木島」だったのです。

ここからは急転直下でストーリーが展開されるのですが、
上陸した山幸彦は、ここで美しい豊玉姫と出会い、そして身ごもった姫は出産します。
その姿を見てはならないという約束を破り、ついのぞいてしまったその姫の姿とは?

なんと、ワニ(サメ)の姿だったのです!

めっちゃやばいやーん!

そして、その姿を見られた豊玉姫は恥ずかしさのあまり海へ帰ってしまいました。
残された赤子の孫が、のちの神武天皇なのです。

という、最後は恐れ多い展開で幕を閉じました。ふざけてすみません・・・


でも、もし、山幸彦が約束通りのぞかなかったら、その後その二人は幸せに暮らしていたのでしょうか?
また、冒頭だけでお役御免になった海幸彦はチョイ役で満足しているのでしょうか?

そんな悠久のロマンに思いをはせながら回れ右をすると、



めっちゃ、景色がええやん!

海幸彦は、山に行ってこんな景色を見て満足だったでしょうね。う~ん、深い!
さすが、神様のやる事はソツがありません。ほんと、恐れ入りましたよ。

これを見るまでは・・・


これは、瀬戸芸関連の作品なのか?
だったら、撮影はNGなんやけれども・・・

どう見ても、棒っ切れにゴム長靴をつっこんでいるだけですよね。

これは、モヤモヤする~
誰かこの謎を知っている人はいないのか!

たまたま通りかかったおじさんに聞いてみると、


おじさん「ふふふ・・・」


と、なにやら意味深な笑みを浮かべて階段を降りてしまいました。

いや、めっちゃ気になる!
今夜、寝れん!!

〆はアートなピザ屋さんでまったりこん



神がかりな体験というものは尾を引くもので、神社を後にしてなんとなく歩いていると目の前にさらに神がかった猫様が・・・




猫さまに導かれるようにそのお店の門をくぐると・・・




原田「まさか先ほどの猫さまじゃないですよね?」

神戸さん「は?」


写真家でもある神戸(かんべ)さん。一瞬猫さまではないかと思ったくらい綺麗な女性でした。
これはどうしてもお話しを聞かねばなるまい!と、最初は卑怯にもお客さんのフリをして、ノンアルコールビールをさりげなく注文。頃合いを見て、あつかましくも取材の申し入れを行いました。

さすらいの中年ライター原田の最強卑怯な奥義です。

そんな卑怯な手を使ったさすらいの中年ライター原田(ここまで来て書くのが面倒になったので、以下SCWH)に笑顔で対応いただきました。

とっても居心地の良い空間で、そこかしこに神戸さんのアートが展示されているのも個性を感じます。




景色もすごく良くて、さわやかな風も心地よいです。



SCWH「いちおう聞きますけど、こちらはがっつり瀬戸芸ですか?」

神戸さん「いえ、瀬戸芸とは関係なく個人的にやってますけど、なにか?」

SCWH「いえいえ、だったらいいんです」

(よくよく考えるとセリフは原田の方が字数が少ないので戻します)

ここはウケを狙わずばなるまいと思って、冒頭の瀬戸芸取材拒否の顛末を話しましたが、軽く「そうですか・・」と流されてしまいました。

原田「ところで、神戸さんは島の方なんですか?」

立ち居振る舞いというか、雰囲気が都会的な印象なのでお聞きすると、やはり元々は東京の方だそうです。

神戸さん「実は、半分東京で半分島の者なんです」

以前は世界中を駆け回り、あちらこちらの写真を撮っていたとの事。
それが高じてフォトグラファーへの転身となったそうですが、一時期、ある事情で身も心もボロボロになり、あんなに好きだった写真すら撮るのが辛くなったそう。
そんな時、一緒に世界中を回り、のちにピッツァ職人になった友人の事を思い出し、彼女がいる香川にやってくる事に。たくさん話をして思いのたけをぶつけた時、ふと友人が「島行ってのんびりしてみたら? いいよー、島!」こうしてたどり着いたのが男木島だったそうです。

だから、神戸さんの男木島愛も半端ではありません。
その後、島の人たちのあたたかい協力もあって、この地にピッツァのお店をオープンされました。

いたるところに展示されている写真の数々には、単に写真家としての腕だけではなく、そんな島の人たちに対する思いが込められているんですね。
写真に関しては素人の私でさえ、いいなぁ~と思わせる作品の数々です。




お店が完成するまでの島の人たちのあたたかさや神戸さんの情熱、時にクスッと笑いを誘うオープンまでの顛末を記録した写真の数々も展示されています。



どこか懐かしく、思わずほよ~っとしてしまう居心地の良さの理由がなんとなくわかったような気がしました。

そうこうしているうちにお客様が・・・

わざわざ神戸さんのお店に来るために男木島を訪れたそうです。
愛嬌のある魅力的な神戸さん。「実はとってもおいしいビールがあるんです!」なんてオヤジ心をくすぐられましたので、次はそのおすすめのビールを飲みにプライベートで伺いたいと思います。

いや、帰ってきますと言ったほうが適切ですかね。
猫さまに導かれ、初めて訪れたお店だったのですが、ほんの数十分間居たその心地よさに「帰ってきます」という表現がぴったりなお店でした。

照れるので、心の中でつぶやいてましたけど・・・(笑)


オギノトリコFacebook
https://www.facebook.com/oginotoriko/

ほかにもたくさんの出会いがありました!


港のすぐ隣でサザエのつぼ焼きを販売していた少し恥ずかしがり屋のお母さん。



潮風とお母さんの屈託のない笑顔が最高のスパイスでした。



高知県から来たという楽しそうな学生さんたち。



なぜに棒を振り回していたのか謎ですが、そのノリの良さで今回の取材に花を添えてくれました。


そして、母娘で連休を利用して香川を満喫されたという神奈川からお越しのお二人。



実は、先ほどのオギノトリコさんに来られていたお客様だったのですが、帰りのフェリーを待っていると、ばったり出くわしました。

とても様子の良いお二人だったので、お願いして撮影させていただきました。

港からちょうどオギノトリコさんが見えるので三人で手を振ってみたのですが、やはり気づいてくれませんでしたね。
旅の終わりにこんなおっさんがちょっかいを出してしまいましたが、これに懲りずぜひまた香川もとい、高松にお越しください。
その節は、まいぷれ高松で観光情報をゲットしてくださいね~(笑)

最後に



普段のまいぷれ高松の記事とはまた違ったテイストで今回はがっつり目に書かせていただきました。
男木島のポイントをおさらいすると、

・お手軽に船旅を満喫できる!

・とにかく猫たちに癒される!

・なんといってもそこに住む人たちがめっちゃ魅力的!


私のチョンボで瀬戸芸のがっつり記事にはなりませんでしたが、かえってより魅力的な男木島を感じることが出来ました。
まいぷれ読者の皆さんも、ぜひ男木島に訪れてみてください。そして、島でがんばっている人たちに積極的に話しかけてみられてはいかがでしょうか?
きっと、帰りのフェリーでは心にほんわかとしたものが宿っていることでしょう。


おおっ!

我ながらきれいなオチになったじゃまいか(笑)



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